テーマは「アニメCMのパワーと子どもたち」です。
講座を実施するにあたって久しぶりにいろいろなアニメを観ました。
子どもの頃に観ていたアニメよりも絵が細かくて色もキレイでびっくり。
思わず真剣に見入ってしまって、「これはみんな夢中になるだろうな~」と納得しました。
今回の講座ではそんなアニメ番組で流れるコマーシャル(CM)2本に注目しました。
どちらのCMも14秒と短い時間ですが、たくさんの情報が詰まっています。
まず何度か繰り返し観ながら、登場人物や特殊効果などに着目して分析しました。
その後は、分析結果をもとにグループでそのCMが商品をどう販売しているか話し合いました。
「商品と本編のストーリーが一体化してる」
「この商品、本当にこんなに光るのかな?」
「キャラクターたちの肌の色や体型がみんな同じで、これが『かわいい』って形になってるみたい」
おしゃべりは盛り上がって、さらに日本の放送基準の「週間のコマーシャル総量」や「児童向けコマーシャルに関する留意事項」について考えました。
「基準がなかったらどうなるんだろう…」
「海外の基準と比べるとかなり曖昧」
「視聴率が高い時間帯にCMをより多く流せるようになってる」
ひとりで情報に接していると振り回されてしまうことがあります。
ていねいに情報を読み解いてグループで話してみると、自分では気づかなかった発見があって、それが情報と接していくための力になると感じました。
F.K