2014年5月12日月曜日

すてっぷ連続ゼミナール①「親と子の距離を縮めるコミュニケーション」を開催しました


昨年度からスタートした「すてっぷ連続ゼミナール」が、今年度もはじまりました。

各専門分野の最前線で活躍している当財団の理事・評議員が講師となり、ジェンダー、人権、地域などをキーワードに現代社会を読み解き、学びを共有します。「当たり前」を見つめ直し新たな「気づき」を見つける学びの場として、多様な人々が集いお互いの話を聞く場として、多くの方が参加してくださいました。


今年度の1回目は419日に開催。伴野多鶴子さん(豊中市地域教育協議会連絡会会長)を講師に迎え、思春期の子どもとのコミュニケーションについて考えました。

伴野さんは大阪府の親学習ファシリテーター養成講座後、豊中市の保育園から高校の教育現場で親学習を実施するなど家庭教育支援の第一線で活動しています。

親学習を通して体験した思春期の子どもたちの考え方、コミュニケーションの方法などについて語りました。「親は子を見て育ちます。子は親の鏡」「世の中の常識を親から子に教えましょう」「子どもが良いことをしたら、よかったねと言葉をかけましょう」など伴野さんからのアドバイスがありました。


 後半はグループに分かれてワークをしました。「娘が男子同伴で午後11時にカラオケから帰りたくないと、電話をしてきたらどう答えるか」「ベランダから飛び降りそうな気配のある自分の子どもに、どう声をかけるか」など、みんなで話し合いました。「きょうだいの上の子か下の子かによって対応がちがう。子どもによって回答もちがう」という意見もでました。

「親は高い木の上に立って、いつも子どもを見ている。何かあったら飛び降りて助ける。今は、昔ほど人のつながりはないが、親学習を通してつながりをつくっていきたい」と伴野さんはしめくくりました。


次回のお知らせ

●すてっぷ連続ゼミナール②

518() 14時~16時 シングルマザーと一緒に生き抜く知恵を出し合おう

 講師:古久保さくら(大阪市立大学教員)