2015年8月16日日曜日

戦後70年を迎えて


毎年この時期には、戦没者追悼とともに平和を祈る記事を目にします。

戦争体験をされた人が少なくなる中、98歳の元ゼロ戦パイロットの原田要さんが戦争反対を訴え今年6月に最後の講演を行った記事を目にしました。追われた敵機のパイロットは手で「もうやめてくれ」というそぶりをするがそれを見逃すと自分がやられる、それが戦争なのだと、追撃した敵兵が恐怖の表情で落ちていく顔が忘れられない、私ほど人の命をあやめた人間はいないのですと、70年経った今も罪悪感を持ち苦しみ続けています。

犠牲になった人だけでなく、生き残った人にも一生抱えなければならない傷を残す戦争。

今年は戦後70年の節目の年ということで、50年、60年に続き総理談話で発表された内容が注目をあびていました。
歴史問題が語られ、日本がどのような立場で諸外国と歩んでいくのかを発信する談話は、人々の関心の集まるところです。

ただ、日本が再び戦争ができる国にならないよう国民の一人として強く願います。

 

N.T