2014年7月8日火曜日

すてっぷ連続ゼミナール③「世界をめぐって考えた 働く日本女性への応援メッセージ~企業・社会貢献活動の経験から~」を開催しました

 621()、横川亘さんを講師に招き、すてっぷゼミナール③を開催しました。横川さんは松下電器貿易株式会社(現・パナソニック)で海外営業を担当し、フランス、コートジボアール、アラブ首長国連邦・サウジアラビアと約19年の海外生活の後、現在は大阪府立大学の地域連携研究機構地域連携室に勤務しています。

横川さんは、赴任先のフランスについて「男女が対等に働き女性の社会的地位が高く、女性の幹部職やトップは当たり前の国でした。2006年に帰国して配属された部門の上司は10年下の女性でしたが、フランスでの経験があったので何の違和感もなく楽しく働けました」と語りました。
 仕事について「あなたのしている仕事は必ずどこかで役立っています。喜ばれる仕事を通してやりがいを重ねると、可能性はどんどんひろがります。そのために求められる能力は、『前に踏み出す力』『考え抜く力』『チームで働く力』。だれもが自分にしかない尊い力を持ち、その力に気づくためにどんどんチャレンジしてください」と語りました。
みなさんに求められるものとして以下を挙げました。
・言葉より行動!
・コミュニケーション能力!
・何か得意技を作る!
 
  ・資格は邪魔にならない!
 
 ・語学力も邪魔にならない!
・セクハラには断固怒れ!
 
後半1時間は、グループに分かれて自己紹介ののち()今日のお話の感想()仕事のやりがい、私にとって仕事とは()仕事をするなかで女性が不利だと思ったこと、その対策として考えられること、の3つのテーマについて語り合いました。
()仕事のやりがい
「生きがい」「存在価値」「家計を助ける手段」「人のためになる」「喜んでもらえる」「支え合い」などがあげられました。
()仕事をするなかで女性が不利だと思ったこと
「女性の立場を男性の上司がどこまで理解できるか」
「女性は妊娠、出産で退職すると思われている」
「家事、子育ては女性の仕事と思われている」
「女性のいる職場が少ない」
「女性のロールモデル(手本)が少ない」
「夫の協力が得られない」などがあげられました。
 
●アンケート
グローバルな話を聞けてよかった。
企業が社会に対して果たす役割を意識し、「課題形成力」の視点をもって仕事に向き合っていく姿勢が大事だと思った。
・自分らしく働ける環境で生きがいを感じたいと思った。
・さまざまな年代の方と意見交換ができて、視野が広がった。勉強になった。
・このような内容の講座を男性から聞くことができてよかった。