2016年1月5日火曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます!今年もすてっぷをよろしくお願いいたします。

新しい年もスタートし、去年やり残したこと、今年新たにやってみたいこと…色んな期待に胸をふくらませておられる方も多いのではないでしょうか?
私の今年の目標は、まずは健康管理、そしてできるだけ色んな人に会い、読書もまめにすること。様々な人や本との出会いは凝り固まった価値観をほぐし、人生を豊かにしてくれるものですよね(^_^)

ここで、すてっぷ情報ライブラリー所蔵の、新着本をひとつご紹介します。

『まずは、ゲイの友だちをつくりなさい  LGBT初級講座』(367.9マ)
 松中  権〔著〕講談社 2015.5

LGBTとは、レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー、の略称で、性的マイノリティと言われる方々のことを指して使われる言葉です。著者は、セクシュアリティを超えて全ての人が自分らしく生きるための活動を行っておられる松中権さん。

割と生々しい?体験談を絡めたエッセイでありながらも、人との大切な出会いを通して培って来られたやさしい世界観が明るい筆致で展開され、笑いもたっぷり、一気に読めてしまう本です。

「LGBT?関係あらへん。私、ストレートだし、友達にも家族にもそんな人おらんし…」

と心のどこかで思ってしまった皆さんは要注意!
否定されるのが怖くて言えずにいる人は、アナタの周りにも必ずいらっしゃいます。

そして、私が一番感動した部分はココ→「妻や夫に先立たれた人はLGBT同様、老後をどうやって生きるべきかを模索するでしょう(中略)つまり、誰かの気もち、誰かの視点を「疑似体験できる力」はLGBTとストレートをつなぐブリッジになるのではないか…」

LGBTの問題を考えることは、実は、他人はもちろん、自分自身の生き方への想像力を広げることでもあるんですね~。


すてっぷ情報ライブラリーで貸出していますので、詳しくはカウンターまでお尋ねください。今年も情報ライブラリーにたくさんご来館をお待ちしていまーす。(AE