2/16、23に市民企画委員5人が企画・運営する市民企画講座「『おひとりさま』集合!」を実施しました。
定員30人の講座に50人を超すお申し込みがあり、「おひとりさま」という言葉への関心の高さに驚かされました。
「おひとりさま」といっても、参加者は結婚していない正真正銘のおひとりさまだけでなく、結婚はしたけど夫とは離別・死別し今は一人、結婚はしているけど子どもいません、夫も子どももいます・・・など多様な背景を持った方たちでした。
Part1(2/16)は、著書「女性ホームレスとして生きる」で2013年度山川菊枝賞を受賞した立命館大学産業社会学部准教授・丸山里美さんに「見えにくい『おひとりさま』の存在~標準家族って何?~」をお話ししていただきを参加者同士で、質問や感想を共有しました。
Part2(2/23)は市民企画委員5人の「おひとりさま」実践を聞き、ワールドカフェ形式で参加者同士語り合いました。
普段知り合えない人や話をする機会のない立場の人との語りあいは、参加された人たちに様々な「気づき」をもたらしたようです。
市民企画委員からは
◆これまで参加型の講座は好きじゃなかったけれど、色々な人と語り合うことで人の考え方の厚みや多様性を知った。自分がグルグルと狭いところで思考していたんだと気づいた。
◆(シングルファーザーとして)日々困っている。こういうセンターに来たからといってその問題がすぐに解決するわけではない。けれど講座で人と言葉を交わし話をすることで「明日からも何とかやっていけるのかな」と思えるようになった。
といった声が寄せられました。
すてっぷは、地域の多様な人々が集い、人と人がつながる「場」を提供するセンターでありたいと願っています。
この市民企画講座も2日間の講座で終わってしまうのではなく、これからも緩やかにつながっていけたらとの市民企画委員や参加者の思いから、自主的なグループ作りに向かって動き出しています。今後の動きは、またこの場でご報告していきます。
O.S